2026-09-14
<シンユ外科>乳頭・乳輪のかゆみ、湿疹だと思っていたら実は乳がん?
乳頭や乳輪のかゆみは湿疹と似ていますが、稀にステージ0の乳がんであるパジェット病の可能性があります。薬を塗っても治らないかゆみにお悩みなら、乳腺外科での精密検査をおすすめします。手術法や再発、家族歴についても解説します。(118文字左右/適切範囲内: 120字前後目安)


<< 乳頭にかゆみがある方からご質問をいただきました。
皮膚科に行くべきか?乳腺外科に行くべきか? >>
正直、どちらに行っても大丈夫です。

...湿疹だと思い込んで
3年間も薬を塗り続けていたのに...
< 実はパジェット病だったというケース... >
パジェット病の症状は、乳頭・乳輪の湿疹と非常によく似ています。
というのも、大半はただの湿疹だからです。
パジェット病は稀な病気です。これはステージ0のがんです。
ステージ0はまさに非浸潤がん(上皮内がん)なので、
保険の給付が少ないこともあるほど、
非常におとなしいがんと見なせます。

<< パジェット病はどのように手術するのですか? >>
乳頭と乳輪を切除して縫い合わせる手術を行います。
そうすると乳頭がない状態になるため、
後になってから乳頭を再建してあげることになります。
乳頭は再建術で、
乳輪はタトゥー(医療アートメイク)で形を整えます。

<< 切除して治療すれば、
再発はしないのでしょうか? >>
再発する可能性も当然あります。
いずれにせよ、それも乳がんの一種ですから。
定期的な経過観察が必要です。
乳がんというのは遺伝というよりは、
乳がんの直接遺伝×、乳がんの家族歴〇
結論― 乳頭や乳輪にかゆみがある場合はがんの可能性もあるため、
乳腺外科を受診してみましょう!
よくある質問
乳頭や乳輪にかゆみがある時は、何科を受診すべきですか?
乳腺外科でも皮膚科でも、どちらを受診しても構いません。ほとんどの場合は単なる湿疹の可能性が高いですが、稀に乳がんの一種であるパジェット病の可能性もあるため、症状が長引く場合は乳腺外科で精密検査を受けることをおすすめします。
乳頭の湿疹とパジェット病はどのように違うのですか?
症状は非常に似ていますが、パジェット病はステージ0の乳がんです。かゆみの多くは湿疹によるものですが、パジェット病は稀にみられる非浸潤がん(上皮内がん)で、極めておとなしいがんに分類され、湿疹用の塗り薬だけでは治りません。
パジェット病と診断された場合、どのような手術を行いますか?
乳頭と乳輪部分を切除して縫合する手術を行います。切除後は乳頭がない状態になるため、その後に乳頭再建術を行い、乳輪部分はタトゥー(アートメイク)によって見た目を復元する処置を行います。
パジェット病の手術後も再発することはありますか?
はい、再発の可能性はあります。パジェット病もステージ0の乳がんの一種であるため、手術治療を終えた後も継続的に通院し、定期的な経過観察を受けることが不可欠です。
乳がんは遺伝する病気ですか?
単純な遺伝というよりも家族歴の影響が大きいです。乳がんは単なる直系遺伝の疾患と決めつけるのではなく、ご家族に乳がんを患った方がいるかどうかという家族歴の要素に注意し、定期検診を受けることが望ましいです。